紅茶と緑茶と烏龍茶は同じ茶葉でできる?

 

「紅茶と緑茶と烏龍茶は同じ茶葉からできるんですよね?」

紅茶の製造体験イベントをしていると、よくお客様から言われます。

 

最近はテレビでもこういった情報が流れるようで、

皆さんお茶に関する関心が高まっているなあと感じます。

 

で、「紅茶と緑茶と烏龍茶は同じ茶葉でできる」という情報ですが、

ざっくりとした答えは「はい、そうです」なのですが、

 

もうちょっと詳しくご説明するとこんな感じです。

「製造工程(主に発酵)の違いで同じ茶葉が緑茶にも紅茶にも烏龍茶にもなりますが、品種や時期、栽培方法によって緑茶用の品種は紅茶や烏龍茶にしても美味しくはできない可能性があります」

 

紅茶や烏龍茶には「萎凋」「発酵」という工程がありますが、

一般的な緑茶にはこれらの工程はありません。

 

緑の茶葉を緑のまま製造していくのが緑茶の基本。

 

さらに緑茶は「うまみ」を重視される傾向がありますが、

烏龍茶や紅茶の品種は「香り」に重点を置かれます。

 

お茶には他の農産物以上に多種多様な品種がありますが、

国内で育種された緑茶用品種のほとんどは「色」と「うまみ」に重点が置かれ、緑茶用として育種された品種は「紅茶」や「烏龍茶」の適性試験製造はほぼなされていないと思います。

 

また、土壌や気候、肥料や栽培条件によっても茶葉の性質が変わります。

 

たまにワイン好きな方と話をすると「テロワール」という言葉を聞きますが、同じ品種のブドウを植えても丘をひとつ越えただけでできるワインの味わいは全く別のものになるというお話。

 

お茶の場合も一緒です。

 

ちょっと長くなりそうなので続きはまた後日。