長野園には紅茶の専用工場があります。

国内の紅茶生産者は緑茶設備をそのまま使っていますが、

より高品質な紅茶をつくるためには紅茶専用ラインは欠かせません。

 

年々紅茶設備を改善するとともに、

よりバラエティーに富んだ紅茶をつくれるよう、

年々技術を向上させています。

 

紅茶の製茶工程

萎凋(いちょう)

収穫してきた茶葉を厚さ10~15センチに均等に敷きます。

時折 弱めに風を送りながら18~24時間かけて茶葉の水分量をおよそ半分まで減らします。

 

この水分量は香りをメインにするのか、味をメインにするのかで調節します

 

この工程で収穫してきた茶葉は萎れ(しおれ)、

うまくいくとリンゴのような涼やかな香りが漂います。

 

収穫した時間と湿度、温度の条件がこの工程の良し悪しに影響します。

萎凋がうまくいくと「今日の紅茶はうまくできる」と感じられますが、

萎凋に失敗するとその後の工程では挽回できません。

 

紅茶の製造工程では一番大切な工程だと思います。

 

揉捻(じゅうねん)

機械で茶葉に圧力をかけながら揉む工程です。

時々圧力を弱くしながら茶葉に空気を含ませるように揉んでいきます。

この工程の後半になると茶葉の発酵が進み、全体的に赤っぽくなってきます。

長野園では緑茶用の機械を紅茶用に改造し、紅茶専用にして使っています。


発酵(はっこう)

発酵室で湿度と温度をコントロールしながら静置して茶葉の発酵を進める工程です。

茶葉が熱くなりすぎると腐敗の方向に向かってしまうため、

茶葉の温度をこまめにチェックしながら、最適な状態を保ちます。

この工程の後半には、茶葉の赤みがさらに強くなり、さわやかな香りが出てきます。



乾燥(かんそう)

長野園では乾燥の工程は2工程に分けています。

①荒乾燥 ドラム式の乾燥機で発酵を止めます

②本乾燥 棚式の乾燥機で茶葉内部の水分をゆっくりしっかり乾燥させます

こちらも温度が高くなりすぎると香りが損なわれてしまったり、色がくすんでしまうため、

定期的なチェックが必要です。



整形 仕上げ火入れ

整形: 形を整えるために金網メッシュで茶葉をこすり切りします。

    これにより、サイズが揃い見栄えが良くなります。

火入れ:出荷前に緑茶同様に仕上げの火入れを行います。

    これにより、紅茶の香りを引き出します。